|
弥生土器の形は、三種類が基本で、使い方におうじてもっともふさわしい形が完成されていったことが特徴です。
壺(つぼ)は首が細くて長いので、煮炊きよりもふたをして穀物(こくもつ)や液体などを貯めておくのに都合がよさそうです。 甕(かめ)は口が大きく開いて深いので、縄文土器の深鉢と同じ煮炊き用と考えられます。
浅くて口が開く鉢(はち)や、これに台のついた高坏(たかつき)は食べ物の盛りつけ用でしょう。弥生時代も終わり頃の風習を記録した「魏志倭人伝」(ぎしわじんでん)には、高坏に盛った食べ物を手で取って食べると書かれています。 弥生時代の中頃から、同じ形の土器でも大・中・小型品がはっきりしてきます。 大型品は重いので、邪魔にならないように置いたまま使ったのでしょう。とすれば小型の壺などは持ち運び用だったかもしれません。
大小の甕は、煮炊きする中身の違いによって使い分けていたのでしょうか。それは、ときどき甕の中に残っている「おこげ」をくわしく調べることで分かってくるだろうと思います。
|