発掘情報館
ピロティ(屋外体験)
石うすってなぁに
みなさんは、石うすという道具を見たことがあるでしょうか。
石うすは粉(こな)ひき用の道具で、丸い円ばん形をした石を二ツ重ねあわせたものです。上の石を上うす、下の石を下うすといいます。
上うすにはうすを回すための取っ手があり、コムギやそばの実などを下うすへ落とす穴が開けてあります。
石うすはたいへん重い道具です。うすを回し続けるのはつらい作業ですが、粉ひきは女の人の仕事とされていました。
石うすが嫁入り(よめいり)道具の一つだった地方もあったくらいです。
石うすは、いつごろから使われるようになったのでしょうか、その歴史を振り返ってみましょう。