発掘情報館
体験学習室

野焼きとは

野焼きとは、屋外で土器を焼くことです。
今のところ、土器を焼いた跡はほとんど発見されていません。
しかし、土器の観察や実験を通した研究からは、
写真のような方法が考えられています。

ワラを積む
ワラを積む
火をつける
火をつける

燃料となる木をしきつめます。

その上に土器をならべ、まわりにも燃料材を組み上げます。

これをワラやかれ葉などで覆(おお)います。

さらにその上に灰や泥などをかぶせ、まわりから火をつけます。

燃焼風景
燃焼風景
焼きあがり
焼きあがり

「覆い焼き」とよばれる弥生時代から古墳時代の野焼きの方法です。

できあがった土器には、実物と同じように黒班(こくはん)というススが残ります。